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小学生の習い事費用、月いくらが適正?全国平均と賢い予算の決め方

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小学生の習い事費用は、「世帯の手取り月収の5%以内」に収めるのが、家計に無理のない目安です。

「周りと比べて多いのか少ないのか」という相談を、保護者からよく受けますが、実はこの質問に対する答えは、世帯収入によって大きく変わります。

この記事では、文部科学省の調査データをもとにした全国平均と、自分の家庭にとっての「適正な予算」を算出する具体的な方法をお伝えします。

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学童保育・習い事教室・塾を東京都内を中心に複数拠点運営してきました。

10年以上、保護者からの相談を受け続けてきた現場経験をもとに、 「運営者にしか見えない視点」で情報を発信しています。

本サイトは、完全に個人としての情報発信となります。

目次

習い事費用の全国平均はいくら?文部科学省データで確認

文部科学省「令和3年度 子供の学習費調査」によると、学校外活動費(習い事・通信教育・学習塾を含む)は世帯年収によって明確な差があります。

世帯年収習い事費用(月額目安)世帯収入に対する割合
400万円未満5,000円〜10,000円約1.5〜3%
400万〜800万円未満10,000円〜20,000円約2〜3%
800万円以上20,000円〜35,000円約2〜3%

興味深いのは、年収800万円以上の世帯は400万円未満世帯の約3倍の金額を習い事にかけている一方、世帯収入に対する「割合」自体はそれほど大きく変わらないという点です。

つまり、収入が増えても「習い事にかける比率」は意外と一定に保たれる傾向があります。

習い事の種類別の月謝相場も参考までに見ておきましょう。

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習い事の種類月謝の平均その他費用
英会話教室8,761円入会金1〜1.2万円・教材費年2万円程度
習字教室3,451円教材費が別途必要な場合あり
水泳(スイミング)6,000〜8,000円スイミングキャップ等の用具代
ピアノ6,000〜10,000円発表会費・楽器代は別途

適正な予算はどう決める?世帯収入から算出する方法

専門家の見解では、習い事費用の目安として「世帯の手取り月収の5%以内」「年収の2〜3%以内」など、複数の基準が示されています。

いずれも考え方は同じで、生活費・貯蓄を確保したうえで、無理のない範囲に収めるという発想です。

具体的な算出方法は以下の手順です。

  • STEP1:世帯の手取り月収を確認する
  • STEP2:手取り月収×5%を計算する(これが習い事に使える上限の目安)
  • STEP3:子どもの人数で割る(兄弟がいる場合は1人あたりの予算になる)
  • STEP4:月謝以外の費用(発表会・道具代・送迎費)も年間で見積もっておく

例えば、世帯の手取り月収が40万円の家庭であれば、習い事に使える予算は月2万円が目安です。

子どもが2人いる場合は1人あたり1万円ということになります。

世帯の手取り月収習い事予算(月収の5%)子ども2人の場合(1人あたり)
30万円15,000円7,500円
40万円20,000円10,000円
50万円25,000円12,500円
60万円30,000円15,000円

月謝だけで予算を組んでしまうと、発表会・合宿・道具代などの「臨時費用」で予算が崩れることがあります。月謝より少し多めに予算を立てて、その差額を「習い事専用の予備費」としてプールしておくと、家計が安定します。

学童・塾を運営してきた立場から見た、費用感のリアル

運営現場で保護者と接していると、「予算を決めずに始めて、後から苦しくなる」家庭が一定数います。

最初の1つは予算内でも、子どもが「他のもやりたい」と言い出した時に、当初の計画が崩れるパターンです。

このパターンを避けるために、入会前に「習い事専用の予算枠」を家庭内で決めておくことを強くすすめます。

「この枠の中でやりくりする」というルールがあれば、新しい習い事を追加するときに「今ある習い事のどれかを見直す」という建設的な判断ができるようになります。

複数の家庭を見てきた中で、「予算内でやりくりできている家庭」に共通しているのは、習い事を増やす前に必ず「今の予算枠にどれだけ余裕があるか」を確認している点です。子どものやりたい気持ちを大切にしながらも、家計のルールを最初に決めておくことが、後悔しない習い事選びの土台になります。

予算がオーバーしているときの3つの対処法

計算してみて予算をオーバーしている場合、以下の対処法を検討してください。

①習い事の数を減らす

最も直接的な対処法です。

子どもに「どれが一番好き?」と聞き、優先順位をつけてもらうことで、納得感を持って減らすことができます。

②月謝の安い教室・形式に変更する

同じ習い事でも、教室によって月謝は大きく異なります。

個別指導から少人数制・グループ制への変更、対面からオンラインへの切り替えなど、形式を変えることで費用を抑えられる場合があります。

③自治体・地域の無料・低価格サービスを活用する

地域のスポーツクラブ、公民館の文化教室、放課後子ども教室など、費用を抑えながら同じ目的を果たせるサービスが地域にはあります。

すべてを民間の習い事で揃える必要はありません。

民間の習い事ですべてを揃える必要はありません。自治体や地域には、費用を抑えながら同じような体験ができるサービスが意外と多く存在します。東京都新宿区を例に、実際にどんな選択肢があるかを見てみましょう。

新宿区の場合、区内のスポーツセンター(新宿スポーツセンター・大久保運動場など)で、子ども向けの水泳教室・体操教室・卓球教室が、民間のスイミングスクールが安く開催されています。区民であれば誰でも申し込めるケースが多く、抽選制の人気講座もありますが、月数百円〜数千円程度で受講できる教室も少なくありません。

例えば、西新宿カルチャープラザでは、子ども向け将棋教室が月4,950円で受講可能(1回90分×月2回)です。

学童・習い事教室を運営している立場から言うと、「全部を民間サービスで揃えなければいけない」という思い込みが、保護者の予算オーバーを招く一番の原因になっています。地域のサービスで足りる部分は地域で済ませ、専門性が必要な部分(楽器・専門競技など)だけ民間の習い事にお金をかける、という「使い分け」の発想が、家計にも子どもの体験の幅にもプラスになります。

よくある質問

習い事費用は世帯年収の何%が目安ですか?

専門家の見解では「世帯の手取り月収の5%以内」または「年収の2〜3%以内」が目安とされています。どちらの基準で計算しても、生活費・貯蓄を圧迫しない範囲という考え方は共通しています。実際の文部科学省データでも、世帯収入に対する習い事費用の割合は年収にかかわらずおおむね2〜3%程度に収まっています。

兄弟がいる場合、予算はどう分ければいいですか?

世帯全体の予算枠を子どもの人数で単純に割るのが基本ですが、年齢によって必要な習い事の数が異なる場合は、柔軟に調整しても問題ありません。「上の子は今が大事な時期だから少し多めに」という配分も、下の子が成長したタイミングで逆転させるなど、長期的に見て公平になるよう調整すれば納得感が保てます。

月謝以外にどんな費用がかかりますか?

入会金(1〜1.5万円程度)、年間の教材費・道具代、発表会・大会の参加費、ユニフォームや楽器などの初期投資が代表的です。特にピアノ・バレエ・スイミングなどは発表会関連の費用が年に数万円かかることがあります。入会前に「年間の総額」を必ず確認してください。

予算を超えてしまった場合、すぐにやめさせるべきですか?

すぐにやめさせる必要はありません。まず家庭全体の予算配分を見直し、他の支出(趣味・娯楽費など)から調整できないかを検討してください。それでも難しい場合は、複数ある習い事の中で優先順位を子どもと一緒に話し合い、納得感のある形で整理することをすすめます。

通信教育や学習塾も「習い事費用」に含めて考えるべきですか?

文部科学省の調査では、通信教育・学習塾は「補助学習費」、スポーツ・芸術系の習い事は「その他の学校外活動費」として別カテゴリーで集計されています。家庭で予算を考える際は、両方を合算した「教育関連費の総額」として管理することをすすめます。小学校段階では学校外活動費(習い事)の比重が大きく、中学校以降は補助学習費(塾・通信教育)の比重が増える傾向があります。

まとめ

習い事費用の適正額は、世帯の手取り月収の5%以内、または年収の2〜3%以内が目安です。

全国平均だけを見るのではなく、自分の家庭の収入に合わせて予算を算出することが、後悔しない習い事選びの第一歩です。

月謝だけでなく、入会金・道具代・発表会費まで含めた年間の総額で考えること、そして予算枠を家庭内で先に決めておくことが、後から「予算オーバーで苦しくなる」事態を防ぐ最も確実な方法です。

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